オフィシャルブログ

第9回建築工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

宮崎県延岡市を拠点にニーズに沿った幅広い建築業務を行っている

有限会社テックインファスナー、更新担当の富山です。

 

 

 

塗装の“下地処理”って何をしているの?

〜高圧洗浄・ケレン・クラック補修の実際〜

外壁塗装と聞くと「色を塗る仕事」と思われがちですが、
実は“塗る前の準備”こそが最も重要なんです。

この下地処理を怠ると、どんなに高級な塗料を使っても長持ちしません。
ここでは、職人たちが行う**下地処理の3大工程(高圧洗浄・ケレン・クラック補修)**を、現場目線で詳しく紹介します‍♂️✨


1. 高圧洗浄 ― 汚れを徹底的に落とす!

 

外壁の汚れ・カビ・古い塗膜・ホコリを、高圧洗浄機で一掃!
これを怠ると塗料の密着が悪くなり、早期剥離の原因になります。

作業時は、150kg/cm²以上の水圧で表面を洗浄。
塗料がしっかり定着する“素地”をつくるための最初の一歩です。

作業員は防水ウェアとゴーグルを装着し、水しぶきを浴びながらも丁寧に洗浄を進めます。
「汚れを落とすだけの作業」に見えて、実は塗装の命を守る仕事なんです。


2. ケレン ― サビ・古い塗膜を除去する

 

金属部分(手すり・鉄骨・雨樋支持金具など)では、ケレン作業が欠かせません。
これは、ヤスリ・サンダー・ワイヤーブラシなどを使って、
サビや古い塗膜を削り落とす作業です。

ケレンの程度は「1種~4種」に分類され、
1種(全面ブラスト処理)から4種(日常メンテナンスレベル)まで現場に応じて使い分けます。

この作業が丁寧であればあるほど、
後に塗る塗料が長持ちし、美しく仕上がるのです✨


3. クラック補修 ― ひび割れを見逃さない

 

外壁のひび(クラック)は、水の侵入・凍害・塗膜剥離の原因。
そのため、下地処理段階でしっかりと補修を行います。

クラックの幅や深さを確認し、

  • 0.3mm以下 → シーリング材充填

  • 0.3mm以上 → カット+樹脂注入補修
    と、状況に応じて方法を選定します。

補修後は乾燥を待って塗装へ。
この一手間が、数年後の建物の寿命を左右します。


‍♀️ 現場で働く職人の声

 

「下地処理を制する者は、塗装を制す」──これは現場の合言葉です。

表面を塗るだけの仕事ではなく、
“建物を守る仕事”だという誇りを持って取り組む職人が多いです。

また、若いスタッフでもすぐに活躍できるのがこの工程。
汚れ落とし・テープ貼り・養生など、チームでの連携作業が多く、
現場に活気があふれています


求職者向けメッセージ

 

塗装の下地処理は、建物を長く美しく保つための基礎工事
未経験でも始めやすく、先輩が一つずつ道具の使い方を教えてくれます。

「仕上がりがキレイに見えるのは、自分たちの下準備のおかげ」
そんな実感を得られるのが、この仕事の醍醐味です✨

丁寧な作業が評価される現場で、
“技術職人”として成長できるチャンスがここにあります。


まとめ

 

塗装は、ただ色を塗るだけではありません。
本当の仕事は、“塗る前”にあります。

高圧洗浄・ケレン・クラック補修──
この3つの下地処理がしっかりしていれば、
塗装の仕上がりは美しく、長持ちします。

「見えない作業が建物を守る。」
それが下地処理の本当の価値です。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

有限会社テックインファスナーでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

宮崎県延岡市を拠点にニーズに沿った幅広い建築業務を行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

詳しくはこちら!

 

apple-touch-icon.png