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皆さんこんにちは!
宮崎県延岡市を拠点にニーズに沿った幅広い建築業務を行っている
有限会社テックインファスナー、更新担当の富山です。
〜外からは見えないリスクに迫る〜
建物の外壁は、見た目だけでなく「安全性」と「寿命」を左右する重要な部分です。
一見きれいに見える外壁でも、実は内部で浮き・ひび割れ・剥がれが進行していることがあります。
放置すれば、やがて落下事故や漏水被害につながる恐れも…。
今回は、そんな外壁の“見えないリスク”を見抜くための、外壁診断の現場レポートをお届けします♂️
外壁診断とは、建物の外壁や下地の状態を調査・記録し、
劣化状況を科学的に分析する作業です。
調査では、次のような項目を重点的に確認します
外壁のひび割れ(クラック)
⚙️ 塗膜の劣化・色あせ・チョーキング(粉吹き)
タイルやモルタルの浮き・剥がれ
雨水の浸入やシーリングの破断
錆び・腐食・変形などの構造的損傷
この診断によって、補修が必要な箇所や今後の劣化予測を明確にします。
外壁診断には、目視だけでなく、専用機器を使った検査も行われます。
打診検査(だしんけんさ)
 外壁をハンマーや打診棒で叩き、音の違いで内部の浮きを判定します。
 “コンコン”と響く音なら健全、“ボコッ”と鈍い音なら内部が浮いているサイン⚠️
赤外線カメラ調査
 壁の表面温度を可視化し、浮きや剥離を“色の違い”で確認。
 高所や足場がない現場でも、非接触で安全に診断できます。
シーリング劣化検査
 シーリング材(目地ゴム)の硬化・ひび・剥離を確認。
 雨水の侵入リスクを評価します。
外壁の劣化を放置すると、次のような問題が発生します
タイルの落下 → 通行人への事故
壁内への雨水浸入 → 鉄筋腐食・建物寿命の短縮
断熱・防水性能の低下 → 冷暖房効率の悪化
劣化部からのカビ・汚れ → 美観の損失
外壁は建物の“顔”であると同時に、“盾”でもあります。
早めの診断が、事故や大規模補修のリスクを防ぐ最善策です。
外壁診断の現場では、技術者の「観察力」と「経験値」が試されます。
目では見えない異常を音・感触・わずかな色の違いで見抜く──
それはまさに職人の勘と科学の融合です。
「ここ、浮いてるね」
「クラックがシーリング際に伸びてる」
そんな会話が飛び交う現場は、まさに“外壁のドクター”のよう。
外壁診断の仕事は、“観察する技術職”です。
重労働ではなく、「建物の健康を守る」専門職としての誇りがあります。
最初は、診断補助として写真撮影や記録整理からスタート
先輩たちの判断を間近で見ながら、少しずつ異常の見分け方を覚えていきます。
経験を積めば、赤外線診断士や外壁診断士などの資格取得も目指せます。
「建物の安全を守る仕事がしたい」──
そんな想いを持つ方に、ぴったりの現場です✨
外壁診断は、建物の見た目ではなく「中身」を診る技術。
そこにあるのは、安全・品質・未来を守る責任です。
表面のひび一本から、未来のリスクを見抜く──
それが、外壁診断士の使命です。
 見えない危険を“見える化”する。
今日も現場では、建物の声に耳を傾けています✨
次回もお楽しみに!
有限会社テックインファスナーでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
宮崎県延岡市を拠点にニーズに沿った幅広い建築業務を行っております。
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
