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月別アーカイブ: 2025年11月

第11回建築工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

宮崎県延岡市を拠点にニーズに沿った幅広い建築業務を行っている

有限会社テックインファスナー、更新担当の富山です。

 

 

 

🏠建物の寿命を延ばす『定期診断』のススメ

〜点検は「費用削減」「資産価値の維持」につながる〜

 

 

 

建物は“10年、20年、30年”と年数が経つにつれ、
目に見えない部分から確実に劣化していきます。

しかし、多くの人が
「まだ大丈夫だろう」
「壊れたら直せばいい」
と思いがち。

実は、建物は
“壊れる前に診断し、予防する”ことで寿命が大幅に伸びるのです。


◆1. 定期診断でわかる「見えない劣化」🔍

 

人間が健康診断を受けるように、
建物にも“健康診断”が必要です。

【定期診断で見つかる代表例】
・外壁クラック(ひび)
・屋根の浮き・割れ
・雨樋の破損
・防水シートの劣化
・白アリ被害
・給排水管の腐食
・基礎の沈下
・コーキングの劣化

これらは放置すると
修繕費が2倍〜5倍に膨れ上がることもあります。


◆2. 点検することで“修繕費を大幅削減”💰

 

例えば…
● 小さなひびをコーキングで補修 ⇒ 数千円〜数万円
● 放置して雨漏り ⇒ 数十万円〜100万円超え

差は歴然です。

建物は“初期症状のうちに直す”ことが
もっともコストを抑える方法です。


◆3. 10年スパンでの定期診断が効果的

 

一般的な住宅では
👇
・5年に一度の外壁点検
・10〜12年に一度の塗装
・15〜20年で設備交換(給湯器、トイレなど)
が推奨されています。

“壊れてから直す”では遅く、
“計画的にメンテナンスすることで資産価値を維持できる” のです。


◆4. 賃貸物件・店舗にとってもメリットが大きい

 

● 入居者トラブルが減る
● 修理対応が早くなる
● 水漏れ・設備故障などのリスク管理
● 退去時の費用負担が減る

オーナー側にも大きなメリットがあり、
空室対策にも繋がります。


◆5. 求職者向け:点検・診断の仕事は“成長が早い”

 

点検の仕事は、はっきり言って
未経験が一番伸びます。

・見るポイントを覚える
・診断書の書き方を学ぶ
・不具合の原因を探す
・対策を提案する
など、建築の基礎がすべて身につきます。

解体や施工に比べ
“体力より知識が活きる仕事”
なので女性にも人気。

資格取得にもつながるので、
将来的に工事管理・現場監督を目指す人にもおすすめ。


🌟<まとめ:定期診断は“建物の健康寿命”を延ばすカギ>

 

✔ 早めに発見すれば修繕コストは最小限
✔ 資産価値を長期的に維持
✔ 住まいの安全性向上
✔ 賃貸でも店舗でもメリット大
✔ 点検・診断の仕事は未経験でも成長が早い!

建物も人と同じように、
“早期発見・早期治療” が一番の節約と安心につながります。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

有限会社テックインファスナーでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

宮崎県延岡市を拠点にニーズに沿った幅広い建築業務を行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

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第10回建築工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

宮崎県延岡市を拠点にニーズに沿った幅広い建築業務を行っている

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🏗️解体現場の1日密着!

〜準備・安全管理・撤去までのリアル〜

 

 

 

解体工事は、ただ建物を壊す作業ではありません。
「安全」「環境への配慮」「チームワーク」「技術」がすべて求められる専門職。

ここでは、ある住宅解体現場の“まる1日”をリアルに追った密着記事として、
朝の準備から撤去、片付けまで徹底的に解説します。

求職者の方にも
「一日の流れが知りたい!」「未経験でも大丈夫?」
がわかるように、現場目線+教育目線で構成しています。


■ 8:00〜 現場集合・道具確認・安全準備

 

現場の朝は8:00に集合。
ただし、“作業をすぐ始める”わけではありません。

まずは、
・工具の確認
・車両(ダンプ・重機)の状態チェック
・KY(危険予知)ポイントの再確認
を行います。

安全に作業するための準備こそ、解体現場の最初で最大の仕事。

求職者の方へ👇
➡ 未経験者はここで「道具の名前」「安全確認の流れ」を覚えていきます。
 1ヶ月ほどで自然にできるようになります。


■ 8:20〜 朝礼・作業工程の説明・役割分担

 

現場主任(現場を仕切るリーダー)が中心になり、全員で朝礼を行います。

この日の
・作業範囲
・使用する工具
・重機オペレーターと手元係の連携
・近隣の生活道路状況
・廃材搬出のタイミング
などを共有。

さらに、重要なのが 「危険予知ミーティング(KY活動)」

例:
・屋根材落下の危険
・重機との接触リスク
・足元の釘やガラの注意
・粉じんの飛散状況
などを全員で確認し合います。

ここで“その日の危険が見えているかどうか”で、事故率が大きく変わります。


■ 9:00〜 外部養生・飛散防止シートの設置

 

解体の前に必ず行うのが 養生(ようじょう)作業

これは周囲への迷惑を最小限にするための大切な工程です。

【主な養生内容】
・金属防音パネルの設置
・建物全体のメッシュシート張り
・飛散防止ネット
・道路側のガードフェンス
・隣家との隙間養生

解体工事は“準備が9割”。
この作業が甘いと、
木片やガラス片が飛んでしまい、重大事故になります。

求職者へ👇
➡ 養生作業は覚えたら一生使える技術。
➡ 「きれいに貼れる人」は現場でとても重宝されます。


■ 10:30〜 内部解体スタート(手作業で慎重に)

 

重機を入れる前に、まずは人の手で建物内部を撤去します。

▼撤去するもの
・キッチン
・浴室設備
・建具(ドア・窓)
・照明
・配線・配管
・断熱材
・天井材
・床材

すぐ重機で壊すイメージがありますが、
日本の解体工事は 「手作業の丁寧さ」が世界的にも高評価 されています。

内部解体では、
・分別
・手際
・判断力
など“現場の基礎力”がすべて身につきます。

求職者へ👇
➡ 内部解体は未経験の入口として最適。
➡ 体力よりも丁寧さが評価されます。


■ 12:00〜 昼休憩(しっかり休むのも安全のうち)

 

解体現場は集中力が命。
なので、昼休憩はしっかり休むことがルール。

弁当を食べながら
「午前の作業で感じたこと」
「午後の段取り」
などをチームで軽く話すことも。


■ 13:00〜 重機解体スタート(迫力のクライマックス)

 

午後からは、ついに重機が登場します。
バックホウ(ユンボ)で建物を丁寧に崩していく作業です。

ここから安全管理が一段と厳しくなります。

▼チームの連携が命

・オペレーター
・誘導係(手元)
・散水担当(粉じん抑制)
・ガラ搬出チーム

それぞれが声を掛け合いながら進行。

重機の周囲には絶対に入らないため、
“チーム全員のコミュニケーション”がとても重要です。

求職者へ👇
➡ 重機の動きを学ぶほど現場が楽しくなります。
➡ 将来、重機オペレーターを目指す人も多いです。


■ 15:00〜 廃材の分別・ダンプ積み込み

 

解体工事は“分別が命”。
混ぜてしまえばただのゴミですが、
分別すれば“資源”に変わります。

▼主な分別
・木くず
・鉄
・コンクリート
・石膏ボード
・プラスチック

リサイクル率は90%以上の現場もあり、
日本の解体技術は世界的にも高く評価されています。

求職者へ👇
➡ 分別作業は現場で一番基礎力がつく工程。
➡ 未経験でも確実に成長できます。


■ 16:30〜 重機撤収・清掃・翌日の段取り確認

 

建物の主要構造がなくなったら、
周囲を清掃し、重機を撤収。

最後に、
・地面の釘・ガラスのチェック
・飛散物の確認
・道路の清掃
を行い、近隣へ迷惑がない状態に整えます。

17:00には作業終了。


🌟<まとめ:解体の仕事は“安全と技術で未来をつくる仕事”>

 

✔ 危険なイメージがあるが、実際は「安全第一」で管理が徹底
✔ 手作業・重機・分別など学べる技術が多い
✔ チームワークが強く、未経験でも安心の職場環境
✔ 建物のスタートでもあり、終わりでもある重要な仕事

求職者にとっても、
“技術が確実に身につく安定した職種” として人気が高まっています。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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