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月別アーカイブ: 2025年8月

第5回建築工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

宮崎県延岡市を拠点にニーズに沿った幅広い建築業務を行っている

有限会社テックインファスナー、更新担当の富山です。

 

 

 

解体・取壊し工事の実際〜安全第一、未来のための撤去〜

 

 

 

はじめに

 

「解体工事」と聞くと、“壊すだけの仕事”というイメージを持たれる方も多いかもしれません。


しかし実際は、周囲の安全確保・環境対策・資材リサイクルなど、繊細かつ高度な作業の連続です。


今回は、そんな解体工事の実際と舞台裏をご紹介します。


1. 解体工事の役割

 

解体工事は、単に建物を壊すのではなく、「次の建設のスタートラインを整える」大切な工程です。


都市再開発や老朽化対策、新築準備など、未来のために必要不可欠な仕事です。


2. 都市部解体の難しさ

 

都市部では建物同士の距離が近く、以下のような配慮が求められます。

  • 仮囲いの設置:粉じんの飛散防止。

  • 防音シートの設置:騒音対策。

  • 重機の選定:大型重機が使えない狭小地では小型機械を使用。

  • 交通誘導員の配置:周囲の歩行者や車両の安全確保。

これらを徹底することで、周囲への影響を最小限に抑えます。


3. 解体工事の流れ

 

解体工事は次のような工程で進められます。

  1. 近隣への事前挨拶・説明

  2. ライフライン(電気・水道・ガス)の停止手続き

  3. 仮設工事(足場・養生シート)

  4. 内装解体(手作業で撤去)

  5. 構造物解体(重機による撤去)

  6. 廃材分別・運搬

  7. 敷地整地・最終確認

どの工程も「安全第一」で行われます。


4. 環境対策とリサイクル

 

近年の解体工事では 環境配慮 が大きなテーマです。

  • アスベスト除去工事:飛散防止対策を徹底。

  • 廃材分別回収:木材・鉄・コンクリート・プラスチックを分類。

  • リサイクル率の向上:再利用できる資材は積極的に循環利用。

壊すだけでなく、地球環境を守ることも解体工事の使命となっています。


5. 解体現場の安全管理

 

解体工事は事故のリスクが高いため、安全管理が最も重要です。

  • 作業前のKY(危険予知)活動

  • 重機オペレーターと作業員の連携

  • 粉じん対策のための散水作業

  • 事故防止のためのヘルメット・安全帯徹底

現場では一瞬の気の緩みが大事故につながるため、細心の注意が払われます。


まとめ

 

解体工事は「壊す作業」ではなく「未来をつくるための撤去作業」です。


安全第一・環境配慮・リサイクル、この3つの柱を守ることで、次の建設へスムーズにつなげることができます。

普段は見えない解体現場の努力を知っていただくことで、その価値をより実感していただければ幸いです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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第4回建築工事雑学講座

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塗装工事の裏側〜ただの色塗りじゃない!塗膜のチカラ〜

 

 

 

はじめに

 

「塗装工事」と聞くと、多くの方は“色を塗り替えて見た目をきれいにする工事”をイメージされるでしょう。


確かに美観を整えることは大きな役割のひとつですが、実は塗装工事の本当の価値は “保護膜”として建物を守ること にあります。

紫外線・雨・風・排気ガス・湿気といった外的要因は、建物の寿命を縮める大敵です。

塗装による塗膜は、それらから建物を守る「盾」のような存在。今回は、そんな塗装工事の裏側と塗膜のチカラに迫ります。


1. 塗装の役割は「美観」と「保護」

 

塗装の目的は大きく分けて以下の2つです。

  1. 美観の維持・向上
     外壁や屋根を塗り替えることで、色褪せや汚れをリフレッシュ。建物全体が明るくなり、資産価値も高まります。

  2. 保護機能
     雨水の浸入を防ぎ、鉄部のサビやコンクリートの劣化を抑制。まさに“見えない鎧”として建物を長持ちさせる効果があります。

特に保護機能は目に見えにくいため軽視されがちですが、塗膜があるかないかで建物の寿命は大きく変わります。


2. 塗膜の耐久性と塗料の種類

 

塗料にはいくつかの種類があり、それぞれ耐久年数が異なります。

  • アクリル塗料:耐久5〜7年、低コスト。

  • ウレタン塗料:耐久8〜10年、柔軟性あり。

  • シリコン塗料:耐久12〜15年、コスパ良好で主流。

  • フッ素塗料:耐久15〜20年、高耐久・高価格。

  • 無機塗料:耐久20年以上、紫外線に強い最新塗料。

建物の立地条件や予算に合わせて、適切な塗料を選ぶことが重要です。


3. 下地処理の重要性

 

塗装工事の仕上がりは「下地処理」で決まるといわれます。

  • 高圧洗浄:外壁のカビや汚れを除去。

  • ケレン作業:鉄部のサビを落とす。

  • クラック補修:ひび割れを補修し雨水の浸入を防ぐ。

この工程を丁寧に行わないと、どんなに高性能な塗料でもすぐに剥がれてしまいます。

塗装職人の腕の見せどころです。


4. 塗装工事の流れ

 

一般的な塗装工事の工程は以下の通りです。

  1. 足場設置・養生

  2. 高圧洗浄

  3. 下地補修・ケレン

  4. 下塗り(シーラー)

  5. 中塗り(塗料の機能を持たせる)

  6. 上塗り(仕上げ)

  7. 最終検査・足場解体

この3度塗りが基本で、手間を惜しまないことで耐久性が格段に上がります。


5. 塗膜が守る「建物の健康寿命」

 

塗膜は建物の「皮膚」のようなものです。

人の肌が紫外線や乾燥から守られているように、塗膜もまた建物を外的要因から守ります。


定期的な塗り替えを怠れば、雨水の浸入による内部腐食、鉄筋のサビ、最悪の場合は建物全体の寿命を縮めることにつながります。


まとめ

 

塗装工事は“色を塗る作業”ではなく、建物の健康を守る大切なメンテナンスです。
美観と保護、その両輪が揃って初めて塗装工事の真価が発揮されます。

「ただの色塗り」と思っていた方も、これを機に塗膜のチカラを再認識していただければと思います。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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