オフィシャルブログ

第3回建築工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

宮崎県延岡市を拠点にニーズに沿った幅広い建築業務を行っている

有限会社テックインファスナー、更新担当の富山です。

 

 

 

第3回:外壁改修は建物の“顔”を守る仕事

〜見た目だけじゃない、機能も安心も支える外壁メンテ〜

今回は「外壁改修」について詳しくご紹介します。

家やビルの“顔”とも言える外壁。

実は見た目以上に、建物の耐久性や快適性に大きな影響を与えているのです。


外壁が担う重要な役割

 

  1. 風雨や紫外線からの保護
     → 雨・風・雪・紫外線などの自然環境に常にさらされる外壁は、いわば「外敵を防ぐ最前線」です。

  2. 断熱・遮音性能の保持
     → 断熱材やサイディングの状態が劣化すると、冷暖房効率が悪化し、居住環境の快適性が損なわれます。

  3. 防火性能の維持
     → 特に防火地域においては、外壁の素材や仕上げにより法的な要件も満たす必要があります。


劣化のサインを見逃さないで

 

外壁の劣化は、意外と「静かに」「じわじわ」と進行します。

以下のようなサインがあれば、要注意です。

  • ヒビ割れ(クラック)の発生

  • 塗装の剥がれ・色あせ

  • チョーキング現象(白い粉が手につく)

  • コーキングの割れ・硬化

  • サイディングの反り・浮き

 

これらを早期に発見し、適切な補修を行うことで、建物の劣化スピードを大幅に遅らせることができます。


実際の外壁改修現場から

 

ある戸建住宅で、「外壁の色がくすんできた」とのことでご相談をいただきました。

調査してみると、塗膜の防水性がほぼ失われており、細かなクラックも多数。

内部の断熱材にも湿気が達している箇所がありました。

そこで、クラック補修の上に外壁塗装を施し、さらに目地のコーキングもすべて打ち替え。

仕上がりも美しくなり、住人の方にも「まるで新築みたい!」と喜ばれました。


外壁改修の種類と手法

 

  • シーリング打ち替え・打ち増し
     → 外壁パネルの隙間(目地)に充填されたゴム状の材料を交換。防水性が復活。

  • 塗装改修(再塗装)
     → 紫外線や雨風から外壁を守る塗膜を新たに塗り直し、美観と機能を両立。

  • 外壁カバー工法
     → 劣化が進んでいる場合、既存外壁の上に新しい外壁材を重ねることで、断熱性や防水性を強化。


外壁改修のベストタイミングは?

 

外壁材にもよりますが、以下がひとつの目安です。

  • モルタル壁:10〜15年ごとの点検・再塗装

  • 窯業系サイディング:10〜12年ごとに塗装&コーキング

  • 金属系サイディング:15年〜で点検、必要に応じてカバー工法


外壁は建物の印象と寿命を左右する

 

外壁が傷んでくると、どうしても「古い印象」「管理がされていない印象」が強くなります。

逆に、外壁がきちんと手入れされている建物は、見る人に安心感と清潔感を与えます。

見た目と性能、両方の観点から“顔のメンテナンス”をすることが、建物全体の価値を守ることにつながるのです。


次回は、建物の表情を美しく彩る「塗装工事」にフォーカスしてお届けします。


塗装は、色を塗るだけではない“機能性の塊”。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

有限会社テックインファスナーでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

宮崎県延岡市を拠点にニーズに沿った幅広い建築業務を行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

詳しくはこちら!

 

apple-touch-icon.png